はばたき48号
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『人生を豊かに』 各クラブで活躍された卒業生の皆さん。ご卒業おめでとうございます。コロナ禍で思うような活動ができず苦労も多かったと思います。しかしながら昨年とは違い全国選抜大会やインターハイが開催されソフトボール部・少林寺拳法部が活躍してくれました。またそれ以外のクラブの皆さんも昨年、最後の大会や発表会が中止になってしまった先輩の分まで頑張ってくれたことと思います。 夏には東京オリンピックが開催され、卒業生清原選手の金メダル獲得のニュースに元気づけられました。忙しい中、来校して皆さんに優勝報告をしていただき大いに喜びを分かち合えたことと思います。 清原さんがオリンピックを目指したのは、高校現役時代に北京オリンピックで金メダルを獲得した卒業生狩野選手・江本選手の祝勝会が大きな刺激になったと聞きました。出会い、ご縁によって人生は大きく変わるものですね。 野球界の名将 野村克也さんの言葉に 「心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる。」「変わることができれば、自分自身を永遠に創造していける。」 というものを見つけました。 3年生は授戒会を受けましたが、授戒の意義はまさにこの言葉の通りです。仏教の教えは、このように偉大なアスリートや指導者にも影響を与えています。 好きなことに没頭したり、仲間と喜びや悲しみ、くやしさを分かち合ったり、時に孤独と対峙することを強いられたり、クラブ活動にはいろいろな側面があります。しかし、忘れてはならないのが、人生を豊かにするための時間であるということです。 どうか今後も仲間とともに自分の人生を豊かに創造する時間を持っていただきたいと思います。皆さんのますますのご活躍を祈念しています。 学校長 森川 弘仁

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