お知らせ

2019/12/22

「法話」を行いました。

12月18日に、総合的な学習・探究の時間の行事として「法話」を行いました。講師に西山浄土宗 宗務総長の櫻井随峰先生に来ていただき、47名の生徒が熱心に法話をうかがいました。

 

 

櫻井先生のお話はユニークで、「あぁそういうことか」と納得できるものばかりでした。もともと関心のある生徒や教職員はもちろん、宗教や仏教に関心がなかった生徒も不思議な魅力にひきこまれました。

 

私(冨増)が一番心に残ったお話は、共働き家庭で洗濯物を取り入れる旦那さんについてのエピソードです。

息子と娘をもつ母親が、それぞれの家庭に遊びに行ったとき、自分の息子が洗濯物を取り入れている姿をみて、「この嫁は、あかんなぁ」と感じました。別の日に、娘の家に行ったとき、お婿さんが洗濯物を取り入れている姿をみて、「この婿は、あたりやなぁ」と感じたというお話です。息子も婿も洗濯物を取り入れるという同じ行動をしているのにも関わらず、それを受け止める母親の感情は真逆でした。人の心は、関係や立場によっても変わることを先生のお話から気づくことができました。

 

生徒も、それぞれが自分の心に響いたことを感想文に書いてくれました。私はそれを読んで、「この生徒は、この話がヒットしたんだなぁ」「あの生徒は、あんな風に感じることが出来るんだなぁ」理解が深まりました。

 

今回の感想文は、私にとって最高の教科書です。全部コピーをして手元に残し、原本は生徒のもとに返却することにしました。それは真剣に自分と向かい合った内容が多かったからです。できたら大事に残しておいて欲しいです。(関係や立場が変わった)未来の自分が、また違った反応をするかもしれないからです。

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