2020/12/5
【ソフトボール部】京都府選抜予選大会の結果報告と御礼
クラブ活動
優勝
全国高等学校女子選抜大会出場決定
1回戦 VS 南陽高等学校 9-2 勝利
2回戦 VS 西城陽高等学校 4-3 勝利(延長9回 タイブレーク)
3回戦 VS 京都すばる高等学校 13-0 勝利
準決勝 VS 京都共栄高等学校 5-1 勝利
決勝 VS 京都明徳高等学校 6-3 勝利
今大会は、試合を重ねるごとに打線がつながり、優勝することができました。
今後も全国大会に向けて練習に励み、チームの目標である「日本一」になります。
令和2年度全国選抜予選 報告と御礼
全国大会常連校の京都西山ソフトボール部は、今回大きな危機に遭遇して計り知れないダメージを受けた中での「全国選抜予選」でしたが、周囲の様々な方々にご心配をおかけしながらもとても暖かい応援を戴きました。体混戦のレースが繰り広げられている今年の京都府の“ライバルであって仲間である”チームの皆さん方との対戦からも、とても大きな元気を得ることが出来ました。心より感謝しています。多くの皆様方に暖かく見守っていただいた事を心に刻んで、今後しっかり体制を整え一層の努力を積み重ねて、全国選抜に向けて準備を進めたいと思っています。本当にありがとうございました。
【大ピンチ脱出のカギ】
ソフトボールの試合の中では、何度もピンチに遭遇する。そこを踏ん張って乗り越えると「ピンチの後にはチャンス」となる。例えば一打サヨナラ負けの無死満塁、そんな典型的な大ピンチで結果を大きく左右する要素が心だ。もちろん技・体の裏付けは必要だけれども、心の割合はとても大きい。絶体絶命の場面で、持っている技・体を10とすると、それは心次第で9にも8にも時には5や0になったりする。そういう場面でこそ10を発揮したいものだ。そのためには、並大抵でない努力と効果的なプログラムが必要で、日頃から心を鍛えておくことが大切だ。
出来る事なら大ピンチは極力未然に回避したいものだ。試合では可能な限り前段階・前々段階で食い止めようと場面々々で最善の策を考える。しかし人生がそうであるように、それでもピンチに見舞われる。その時、最も重要なのは心の持ち方だ。「ピンチの後にはチャンス」というより「ピンチそのものがチャンス」と考えることだ。ピンチが人を成長させる。またうまく「ピンチをバネに」出来ると、10の力は11にも12にもなることがある。それを知っておくと、ピンチでの強力な心のつっかい棒になる。
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試合場面以外にも大ピンチは押し寄せる。そこに辿り着くまでにチームの存亡がかかるようなピンチがいろいろある。怪我やチームワークの危機などはまた想定可能であらかじめ心の準備もしておけるが、全く予期しなかった事態に遭遇することもある。そういう時人の心は壊れやすく、パニックになったり意気消沈したりしてしまうとピンチ脱出の最後の「クモの糸」も切れてしまう。しかしそこで踏ん張りピンチを克服すると、間違いなく将来を切り拓く大きな力を得る。学校部活の最重要課題は、選手達がこの先しっかり生きていける力を身につけることだ。学校は、それを最大限サポートすることが使命だ。
今回の京都西山ソフト部が遭遇した危機は信じられない想定外だったが、選手達もその周囲の大人達も、大ピンチを克服しようと必死に心を籠め続けた。そのことは、必ずこの先で生きて来る。
今、人類は新型コロナという想定外の大ピンチに直面している。その中で、今年の部活動も先輩たちが経験したことのない危機に瀕している。しかし、心はつなぎ続けねばならない。「クモの糸」は決して切ってはいけない。ピンチでの生き方が、ピンチの向こうを決める。