茶道教室では、２月に七條甘春堂本店で行われた和菓子作り体験教室に参加しました。教室は頻繁に開催されており、上生菓子と呼ばれる季節の和菓子（今回は梅・うぐいす・ふきのとうの３種類）を作り、最後にお抹茶と一緒にいただくことができます。職人さんが丁寧に説明しながら実演してくださるので、初心者でも安心です。

最初はこのような状態です。練り切りのきんとんと、粒あん、こしあんが並んでいます。

梅を作っているところです。きんとんを手のひらで延ばしてこしあんを包み、形を作った後に黄身あんをのせて完成です。こう書くと簡単に思えますが、手を常に湿らせていないときんとんが乾燥してしまうので、意外と大変でした。

ふきのとうは、きんとんをザルで押しつぶし、細切れになったものをお箸で粒あんの周りに盛り付けていきます。こちらも形を整えるのに苦労しました。

作り終えたところです。形がいびつになってしまったものもありますが、出来立てのお菓子は風味が豊かで、口当たりがとても柔らかいのが印象的でした。
今までお菓子は見た目や味わいだけを楽しんできましたが、今後は作る人の苦労や工夫にも思いを馳せて味わいたいと思います。