KYOTO NISHIYAMA

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一人ひとりに合わせた
年間カリキュラムと大学生メンターのサポートで
学びの意欲がアップ

令和4年度から「放課後学習支援プログラム」が、始まりました。これは放課後における自習室の体制を整備するとともに、外部企業の協力のもと、大学生のメンターによって本校生徒の学習を支援するものです。自学自習の習慣を定着させながら、将来の進路希望を実現する手助けになると考えています。学年、コース、進路希望を問わず、誰でも参加することができ、授業での疑問点をその日のうちに解決することを支援します。授業の予習・復習や難関大学受験のサポートに加え、小論文や志望理由の組み立てなども支援の対象としています。メンターは協力企業のもとで、特別に指導を受けた現役の大学生たちです。放課後に開放する3つの教室に、4人の大学生が常駐しています。本校の先生たちと、放課後学習支援を行う大学生メンターは常に連携して情報を共有し、生徒を育てています。

「主体的で対話的な深い学び」が生まれる場所

校内塾ではありません。

放課後学習支援プログラムは、校内塾ではありません。大学生が高校生に、個別指導をするものではないのです。 あくまでも高校生たちが自学自習の習慣を身につけ、主体的に学びに取り組むことをサポートするために、寄り添っていてくれるシステムです。ここは、放課後に高校生同士が学び合う場なのです。知らないことがあっても良いのです。“教えてあげる”ではなく、“自ら学びに向かう”雰囲気をつくっています。

「2つの部屋」が学びを支える。

放課後学習支援プログラムは、友人や大学生メンターとの対話のなかで学び合う“メンタールーム”と、ひたすら自分に向き合う“集中学習ルーム”の2つの部屋に分かれています。毎回50人を超える本校の生徒たちに、適度な距離感を保ちながら声をかけていく大学生メンターたち。学校という場にいながら、今までにはなかった学習の空間がここに生まれました。放課後学習支援プログラムは、先生から一方的に教えられて学ぶものではありません。「教える→学ぶ」は、昔から行われてきた形です。しかし教師目線では「教えているのに→学んでいない」と感じる場面があります。これを生徒目線で考えると「教えられているけど→学べない」になるでしょう。責任がどちらにあるのかを追求するのは別の機会として、従来の教育の形を見直す時期になっているのは確かです。

放課後にグングン伸びる!新たな教育の形

2022年度の入学生から、新しい学習指導要領に沿った教育課程が始まっています。「主体的で対話的な深い学び」、放課後学習支援プログラムとは、まさにこの学びを生徒自らが実践しているといえるでしょう。生徒たちが自ら放課後学習支援プログラムに足を運び、大学生メンターのサポートを受けながら学び合う姿勢を身に付けていきます。「教えていないのに→学ぶ」、このような学びの形がここには存在します。通常の授業を超えた放課後に、まさに今、日本の学校がめざしている教育の場が生まれています。私たち京都西山の教職員は、放課後学習支援プログラムを通して新たな教育の形が作られ、そのなかで生徒たちが成長していくことを期待しています

生徒・メンターの声

3年生 グロリア探究コース 横山幸乃さん

3年生 グロリア探究コース 横山幸乃さん
『数年後の自分をイメージできる先輩』

「参加するきっかけはメンターの熱心な勧誘でした。いざ参加してみると、メンターは「数年後の自分をイメージさせてくれる先輩」として身近な存在となりました。勉強の方法や大学のオープンキャンパスで見るべきポイントなどについて、私たち高校生の視点と現役大学生の視点の両方からアドバイスをしてくれます。」

メンター 石田航大さん(京都大3年生)

メンター 石田航大さん(京都大3年生)
『いつでもメンタールームへ!』

「皆さんの中にはまだ僕たちが普段いるメンタールームという自習室に来たことがない人も沢山いると思います。でも、メンタールームではただ勉強するだけじゃなくて僕たち大学生に勉強や進路の事について質問や相談をすることが出来ます!特に高3生は進路について不安になったりする時期かと思うのでぜひ一度メンタールームへ来てみて下さい!」

2年生 ブライト学修コース 笠原七海さん

2年生 ブライト学修コース 笠原七海さん
『看護師になる夢に向けて』

「参加するきっかけはテスト対策と好奇心。何度か利用する中で自分にとって集中できる場所になりました。自習しているような感覚で、時には友達と会話もしながら互いに支えあい、進路について不安になるとメンターが相談にのってくれます。目標は四年制大学に合格して看護師になることなので、夢に向けて通い続けたいと思います。」

メンター 杉山麻さん(京都大2年生)

メンター 杉山麻さん(京都大2年生)
『同じ経験をしたからこそ共有できること』

「勉強って頑張ってもできるようにならないし、辛いなぁと感じていませんか??実は私も高校生の時は勉強をしても成績が中々上がらず、何度も壁にぶち当たっていました。みなさんと同じような経験を持つからこそアドバイスできることや一緒に悩みを共有できることが多いのではないかと思います!もちろん、悩みなんてないけど大学生と話してみたいという生徒さんも気軽に自習室に遊びに来てくださいね~!自習室で待っています!」

1年生 総合進学コース 岸上真緒さん

1年生 総合進学コース 岸上真緒さん
『すごく集中できる場所』

「家ではなかなか集中できなくても、ここではすごく集中できます。メンターに相談をしてみたり、友達と教えあいながら勉強したいときはメンタールーム、1人で集中したいときは集中ルームと、気分や目的によって使い分けています。高校に入学して勉強のやり方が分からず悩んでいた私ですが、この支援のおかげで定期試験でも納得のいく点数をとることができました。」

メンター 横井碧さん(同志社大4年生)

メンター 横井碧さん(同志社大4年生)
『大学生や友達と対話しながら』

「自習室」と聞いて、皆さんはどのように想像しますか? 勉強?真面目?つまらなそう?メンター自習室は、大学生や友達と対話しながら勉強や悩みに向き合うことができる場所です! 勿論一人で来ても大丈夫!集中できるスペースも優しい大学生もあなたを待っています。せっかく学校に来た時は、ちょっとだけメンター自習室をのぞいてみませんか? 皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!」